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土間がぐるりの家
山形県村山市主催 第三回あんばいいい家コンペ
奨励賞受賞
(プレゼンテーションでの原稿)
・シンブルでわかりやすく、身近に感じられるものであること
・自分ならこう使いたいと想像が膨らむものであること。
・村山の自然と上手に付き合い、村山ならではの豊かな暮らしができること
*室内空間を土間がぐるりと囲う二重構成
1階に台所、居間、子供部屋、2階に寝室、脱衣風呂、トイレ、インナーテラスを配置。
1階部分の周りをぐるりと4面とも土間で囲む。
どの方向にも土間が隣接している。
雪の降る冬。土間は濡れても汚れても良い場所。
雪を払ったり、道具や泥つき野菜を置いたり。こどもたちの小さなかけっこ場所。
納屋のような別棟ではなく生活一体になることで土間の使い方の幅が広がる。
また、大外の外壁と内部の建具で二重に囲われているため、この土間の部分が空気の断熱層にもなる。
夏。
南北の戸を開け放つと、土間は半屋外空間のような形になり、外の庭と連続する。
また東西を山に挟まれた村山で、南北を抜ける風を家に取り込む。
*南からの光を取り込む格子壁
*落雪屋根と強固な壁
屋根は東西に10寸勾配の落雪屋根。そのため東西には3.5m以上の堆雪スペースを設けており雪で閉ざされるため、光を取り込むために南面に格子壁を設ける。
この格子壁も含めこの家は木造在来工法で、地元の大工さんの技術を生かしてもらう。
また仮に設定敷地にこの家が建ち並んだときにも、群造形として美しく、落ち着いた街並みの風景ができあがる。
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